ここまでアルビをみての感想をば。
やはり監督の経験不足があるとおもう。
正直、今までは素人のフロントを監督が支えるという構図だった。
反さんしかり、淳さんも。
ゼネラルマネージャー兼監督業という構図。
しかし、監督初心者の黒さんでは、そこまで期待するのが無理というもの。
結局、素人フロントの補強で、それに合わせたサッカーをするしかない。
ミシェウは確かに上手いが、新潟が彼を生かすパスサッカーをするには、個々の技術が足りない。
ファグネルはまだ正直、成長過程に過ぎない。
懸案事項であった、ディフェンスラインの補強は出来ていない。
次に監督の理想とするサッカーについて。
黒さんのサッカーは、足元の技術のあるチームがやれば、
素晴らしい内容のゲームが出来ると思う。
軸となるのはパスで繋ぐポゼッションサッカー。
が、いかんせん今の新潟の陣容では難しい。
背伸びをしているサッカー。
中途半端な技術のチームでは、中盤で簡単に逆襲をくらうだけの危なっかしいサッカー。
しかも、カウンターにいける場面でも、まず後ろに戻してポゼッション。
ポゼッションで崩せるだけの技量があれば、このスタイルもいけるが、この陣容では難しい。
仮定として、これで決定力のあるフィニッシャー(FW)がいれば変われる・・・と思う。
Jで最高のパスサッカーをしているチームは、僕はガンバ大阪だと思うのですが、
そのガンバのサッカーを支えているのは、決定力のあるフィニッシャーがいたからだと思うのです。
マグノ・アウベスしかり、バレーしかり、レアンドロしかり。
(今期の不調はその辺も関係しているのでは!?平井が化けかけたが、怪我しちゃったし)
手っ取り早い方法としては、まずは決定力のあるフォワード求む。
新潟は伝統的に決定力のあるブラジル人フォワードに頼ってきました。
マルクス、エジミウソン、アレッサンドロ、ペドロ・・・。
さて、今後は・・・。
まぁ、先日の神戸戦でようやく初勝利を納めることが出来ましたが、
内容的には負けていました。
アレだけシュート食らっていたし、FWが大久保でなければ、どれだけ決められていたことか・・・。
まぁ、高い位置でのプレッシングが最近戻りつつあるので、そこは少しよかったかと。
それでも初勝利をしたものの理想を追い求めたポゼッションサッカーだけでは、
今後も正直厳しい試合が続くと思いました。
新潟の経済的理由として、技術の高い選手だけで固めることは不可能。
であれば、新潟の身の丈にあったサッカーを追及していくしかないでしょう。
高い位置でのプレッシングからのショートカウンター。
奪ったら素早い攻撃。
ポゼッションの必要な場面もあるのは確かですが、基本はカウンター。
そしてとにかく走ること。ボールを持たれたら、とにかく保持者にはプレス。
技術がないチームは走るしかないのです。
今までのアルビはそうでした。
しかし、今年はキャンプでは、あまり走らないということでした。
もしかして、これが今期のアルビの低調を示唆していたのかもしれません。
今一度、
走るサッカー。
がむしゃらなサッカー。
パスで崩す美しいサッカーも好きだけど、
今は内容より結果が大切。
ましてや、今期の目標はまず残留だったではありませんか。
監督の給料をケチって、新人監督に無理難題を要求するような経済状況のチームです。
美しいサッカーはもう期待しません。
とにかく、泥臭くも、
攻めて、守って、
そして結果を残すサッカーが見たいです。
なんだかんだいっても僕はアルビが好きです。
明日も期待しています。